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H a p p a n o U p d a t e s - No.200

■ インタビュー with 20世紀アメリカの作曲家たち  シカゴのブロードキャスター、ブルース・ダフィーが聞く  第6回 周文中・チョウ・ウェンチュン(Chou Wen-Chung, 1923 - )  だいこくかずえ 訳 -------------------------------------------------------------- https://www.happano.org/6-chouwenchung

アーティストは、他の文化から学び、それを自分の創作に生かすことが大事と語るチョウ・ウェンチュン。音楽好きで、小さな頃から古琴や二胡、マンドリンなどさまざまな楽器に親しんでいたそうです。1946年、国共内戦中だった中国を離れ、建築を学ぶためアメリカに渡りますが、そこで音楽の道へと大きく進路を変えます。ウェンチュンのつくる楽曲は、すべて西洋楽器によって演奏されますが、その響きはユニバーサルで、西洋音楽ではあまり聞いたことのない音色です。人間の未来は、互いの文化が混ざり合うところにこそある、とウェンチュンはインタビューの中で熱く語っています。

もくじ&カバーページ:(「はじめに」「ブルース・ダフィーとその仕事」はこちらから) https://www.happano.org/american-composers-cover

■ 黒衣のエンターテイナー(1)  ウィリアム・J・ロング著『おかしなおかしな森の仲間たち』より  チャールズ・コープランド:絵  だいこくかずえ 訳 -------------------------------------------------------------- https://www.happano.org/players-in-sable

黒衣のエンターテイナー、それはカラスのことです。カラスについては日本でもいろいろ本が出ていて、その習性や賢さはよく知られています。しかし彼らが(カワウソと競うくらい)遊び好きで、からかい好きであることはどのくらい知られているでしょうか。ウィリアム・ロングは小さな頃からカラスを草原や森で観察し、彼らと遊んだり知恵くらべをしてきました。カラスは都会でも森でも野生が基本で、飼われることは少ない鳥です。東京のゴミ置場のそばを徘徊するカラスにも、このお話と同じような気質はあるのかもしれません。

もくじ:『カラスたちのお作法』『知恵くらべ』

[ 著者のウィリアム・ロングは、アーネスト・シートンと同世代のアメリカの野生動物観察家、作家。毎年3月になると北部を旅し、そこに暮らす動物たちの観察をつづけました。長年の観察の体験とそこで得た知識を、多数の著書に表しています。ロングは、動物は本能以上に経験からの「学び」によって日々生きている、という見方をしており、これは近年の観察科学の言説と重なります。]

次回:『黒衣のエンターテイナー』第2回(2019年2月):『ワシいじめ』『エンターテイナー』

□ happano journal 活動日誌 http://happano.blogspot.jp/

12.11/18 未知の領域へのとびら 12.26/18 中心のない世界を生きる

年始には今年はこんなことをやってみよう、と目標をたてる人も結構いると思います。別に年始である必要はないわけですが、一つのきっかけとして機能するのでしょう。大人になると、年齢を重ねていくごとに、未知の領域にあえて入ってみようとする気持ちや動機は、だんだん薄れてくるかもしれません。でも大人だからこそ(いい年をしてだからこそ)、自分の無知を知るためにも、未知の世界の扉を叩くことには、大きな意味があるように思います。知らないことは恥ずかしいことではない、それだけ宝の量が増えたことになる、そんな風に最近考えるようになりました。

□ 葉っぱの坑夫からお知らせ

1. POD絵本『ワニ戦争』のウェブ版はご覧になっていただけましたか? 現在はパスワードなしのフリーでお読みいただけます。とりあえず1年間はこのままの形で公開していきます。その後もできれば続けたいと思っています。「X」マークをクリックすると、フルスクリーンになります。どうぞお楽しみください。 https://www.happano.org/wani

POD絵本『ワニ戦争』(フルカラー、46ページ、21×21cm、ソフトカバー) 原作:オラシオ・キローガ、絵:ミヤギユカリ、訳:だいこくかずえ、デザイン:角谷慶 商品の詳細はこちらです。 https://www.happano.org/product021

2. 屋久島ハートテレビというところで、山尾三省の詩『火を焚きさない』が朗読され、そのとき字幕として葉っぱの坑夫の英訳版が使われました。ハートテレビのウェブサイト(英語版)の記事は、2018年6月となっていて、こちらに特に連絡はなかったのですが、コピーライトはきちんと表示されていました。読み手は脳科学者の茂木健一郎さんです。山尾三省の紹介番組のようで、屋久島の風景や三省さんの書斎が映されていました。 http://yakushima-tv.com/en/index.php/2018/06/23/reading-make-the-fire/

山尾三省:『火を焚きさない/Make the Fire』(葉っぱの坑夫のサイト) http://happano.sub.jp/happano/pages/make_the_fire.html

山尾三省の詩 Index(七つの詩が日本語、英語で読めます) http://happano.sub.jp/happano/pages/sansei_yamao/sansei_yamao_index.html

Web Press 葉っぱの坑夫/エディター大黒和恵/editor@happano.org

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