H a p p a n o U p d a t e s - No.194
■ ディスポ人間/Disposable People
第43章 皆が言うには
第44章 ぼくとセミコロン
第45章 子ども時代の墓地、もう恐くはない
エゼケル・アラン 著
だいこくかずえ 訳
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http://www.happano.org/dispo-43 エゼケル・アランはジャマイカの作家。1970年生まれ。デビュー小説『Disposable People』で2013年度のコモンウェルス新人文学賞(カリビアン地区)を受賞。職業はビジネス・コンサルタント。 この子はもう12歳ではなく、16歳になっていた。今もワルの仲間やチンピラたちとうろついていた。パパからもらった古い折りたたみナイフを今も持ち、それだけではなく物騒な銃や武器類も手にしていた。夜暗くなって一仕事しに出るまで、それを墓地に埋めてあると皆は言っていた。ガーネットの息子。いっぱしに大きくなっていた。(第45章『子ども時代の墓地、もう恐くはな