top of page

H a p p a n o U p d a t e s - No.209

■ クラシックの変わり種、マイナー楽器の奏者たち(3)  シカゴのブロードキャスター、ブルース・ダフィーが聞く  ミカラ・ペトリ(リコーダー奏者)  だいこくかずえ 訳 -------------------------------------------------------------- https://www.happano.org/michala-petri

リコーダー、吹いたことありますよね。音楽の授業のある日は、ランドセルの端っこにあの笛を挿して通いましたよね。ピーピーヒョロヒョロあるいはボーボーと、あまり音楽的とは言えない音を出していたかもしれませんが。ミカラ・ペトリはこの楽器を3歳のときから吹いていて、11歳にはオーケストラとの共演でプロデビューしています。リコーダーをソロ楽器としてアピールすることに、大きな貢献をした音楽家と言っていいと思います。自然の音のような音色が好き、自分を一番表現できる楽器、ペトリはそのように語っています。楽器と演奏家の相性には、いつも興味深いものがあります。バロックから現代曲まで、ミカラ・ペトリはあの涼やかで親しみやすい音をアートの領域まで高め、聴く者の耳を楽しませてくれます。

ここで話された話題 [ 三つの大きさの違うリコーダー/バロック音楽は楽曲の宝庫/現代曲に救われる/フルートより好きだった/単純な楽器だからやりがいがある/奏法の開発/ロマン派にも作曲家はいた/レコーディングとコンサートの違い ]

もくじ&カバーページ: https://www.happano.org/index-1

■ スズメバチに、禁酒の教え  ウィリアム・J・ロング著『森の仲間たち』より  チャールズ・コープランド:絵  だいこくかずえ 訳 -------------------------------------------------------------- https://www.happano.org/hornets

今回登場するのは、動物といっても虫です。英語でhornet、日本語ではスズメバチにあたるようです。ロングはこれまでも様々な動物を身近に観察したり、ときに「親交」を結んできましたが、虫と仲良くなるなどということは可能なのか。この話の中では、スズメバチを部屋に招き入れ、一度は親交らしきものを結んでいます。ただ、その後愛想を尽かされてもいますが。虫と人間、同じ生きものであり、ないことではないかなぁとは思いますが。

[ 著者のウィリアム・ロングは、アーネスト・シートンと同世代のアメリカの野生動物観察家、作家。毎年3月になると北部を旅し、そこに暮らす動物たちの観察をつづけました。長年の観察の体験とそこで得た知識を、多数の著書に表しています。ロングは、動物は本能以上に経験からの「学び」によって日々生きている、という見方をしており、これは近年の観察科学の言説と重なります。]

ウィリアム・J・ロングについて https://www.happano.org/wj-long

次回:動物の外科手術(1):『クマさんの小さな弟分』より

■ 今月のピックアップ | Choice of the Month  アレクセイ・アンドレイエフ「HAIKU、俳句、ハイク(1)」  Alexey V. Andreyev "Haiku collection (1)"  だいこくかずえ 訳 -------------------------------------------------------------- https://www.happano.org/alexey-j https://www.happano.org/alexey-e

旧サイトから毎月一つ、作品を選んで紹介しています。10月のピックアップ作家は、ロシアの詩人アレクセイ・アンドレイエフ。『ロシア語ハイク日記:ぼくのほらあな』からの抜粋です。葉っぱの坑夫スタート時に公開した作品の一つで、アレクセイのアメリカ留学時の体験が、俳句として表されています。外国語による俳句集四つの中の一つです。

アレクセイ・アンドレイエフ:1971年、ロシア北西部ノブゴロドに生まれる。レニングラード州立大学で応用数学を学ぶ。コンピューター・サイエンスと並行して、詩作にも興味を持ち続けてきた。アメリカに留学して1年後、テレビのコマーシャルやソープオペラでマスターした英語で、詩を書き始める。

□ happano journal 活動日誌 https://happano.blogspot.com/

10.04/19 インターネットと出会いのロマン(1) 10.18/19 インターネットと出会いのロマン(2)

インターネットの使い方は人様々ですが、ネットという場に出会いのロマンはあるのか、ということを考えてみました。人との出会い、本との出会い、、、。きっかけは吉原真里さんというハワイ大学のアメリカ文化研究者の本でした。彼女の『ドット・コム・ラヴァーズ/ネットで出会うアメリカの女と男』というオンラインデーティング体験記を読んでのことです。

Web Press 葉っぱの坑夫/エディター大黒和恵/editor@happano.org

*Happano Updates(更新情報)をメールで受信ご希望の方はこちらから。

特集記事
最新記事
アーカイブ
ソーシャルメディア
  • Facebook Basic Square
  • Twitter Basic Square
  • Google+ Basic Square
bottom of page