H a p p a n o U p d a t e s - No.193

■ ディスポ人間/Disposable People  第40章 股間とまんこの土地     第41章 邪悪な霊  第42章 聖なる霊  エゼケル・アラン 著  だいこくかずえ 訳 -------------------------------------------------------------- http://www.happano.org/dispo-40

エゼケル・アランはジャマイカの作家。1970年生まれ。デビュー小説『Disposable People』で2013年度のコモンウェルス新人文学賞(カリビアン地区)を受賞。職業はビジネス・コンサルタント。

主人公のケニーが育ったジャマイカの「ど田舎のクソ沈下地区」では、邪悪な霊と聖なる霊が共存していました。人々は日曜日には正装して(唯一のよそ行きの服を着て)キリスト教の教会行く一方で、根深い迷信やさまざまな邪悪な霊にとり囲まれて暮らしてもいました。9歳か10歳のころケニーは、邪悪な霊やオベアマン(呪術師)の魔力は存在する、と確信させられる出来事を体験します(41章)。聖なる霊の存在を信じていなかったケニーは、その後ビジネススクール時代に、統計学をつかって、キリスト教の神は信じるに値するかどうか、再検討してみます(42章)。さて結論は。

昼はぼくらが働いたり、遊んだりする時間。夜は闇が働いたり、遊んだりする時間。ジャマイカの奥地では、闇は生きて息をするもの。地獄の穴で邪悪なものが生まれる。闇は人の耳元でささやき、からかうように皮膚にふれてくる。ネコがネズミをむさぼる前にもて遊ぶように。闇に遊びを仕掛けられる前に、ぼくらは家に戻らねばならなかった。(第41章『邪悪な霊』より)

happano journal 活動日誌 (4.20、5.4) http://happano.blogspot.jp/

04.20:人の一生を語ること:自伝、評伝、CV(経歴書) 05.04:インターネット時代の音楽の楽しみ

音楽の楽しみ方はここ10年くらいの間に飛躍的に変わりました。安く、早く、広く、簡便に、誰もが、どこででも手にし、聴けるものになったと言えるかもしれません。音質や作家性へのこだわりは減ったかもしれない、しかし一方で指向性の強い人にとっては、過去の膨大なアーカイブへのアクセスも可能になりました。

Web Press 葉っぱの坑夫/エディター大黒和恵/editor@happano.org *Happano Updates(更新情報)をメールで受信ご希望の方はこちらから。

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