H a p p a n o U p d a t e s - No.192

April 13, 2018

■ ディスポ人間/Disposable People
 第33章 死への願望
 第34章 葉っぱをやめた日
 第35章 つま先ほどの雑多なこと
 第36章 犬が死んでいくのを見る(1)
 第37章 犬が死んでいくのを見る(2)
 第38章 ぼくはずっと作家になりたかった
 第39章 ブッシュピープル
 エゼケル・アラン 著
 だいこくかずえ 訳
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http://www.happano.org/dispo-33

 

エゼケル・アランはジャマイカの作家。1970年生まれ。デビュー小説『Disposable People』で2013年度のコモンウェルス新人文学賞(カリビアン地区)を受賞。職業はビジネス・コンサルタント。

 

34章『葉っぱをやめた日』は、子ども時代、水ギセルで葉っぱ(マリファナ)を吸っていた頃の話。水ギセルはラスタファリアンに好まれていた葉っぱの吸い方。でもケニーはあることがきっかけで葉っぱをやめました。36章、37章『犬が死んでいくのを見る』は、(1)は本物の犬が人間に殺される話、それに対して(2)は、(このタイトルをつけたということは)ケニーが犬とみなした4人の男の子(トヨタのスターレットに乗った)が死んでいく話。

 

ぼくは高速に乗っていた。あのクソ忌々しい場所を脱出して。そのときぼくは28歳だった。覚えやすい数字だ。それはそのときそこに4人いたからだ。算数で計算すると8÷2=4だ。ぼくの年齢は2と8からなり、そこには4人いた。ラジオが鳴っていた。その頃、中古車は日本から輸入されていて、車内の計器パネルはすべて日本語で書かれていた。…….(第37章『犬が死んでいくのを見る(2)』より)


happano journal 活動日誌 (3.23、4.6)
http://happano.blogspot.jp/

 

03.23:野生と飼育のはざまで(5)「獣害」と日本人の暮らし、自然環境
04.06:画像引用について考えてみた

 

「獣害」について、この記事を書くにあたりいろいろ調べ、ある程度の道筋が見えてきました。実際に起きていることと、事実認識がかみ合っていないと、間違った解釈が生まれるということがわかりました。生態系を見ていくときは、直近の10年、20年では足りないということ。地球温暖化問題における事実認識の仕方と似たところがあると感じました。わたしが参照したのは北海道大学の研究者の論文ですが、一つの推論ではありますが、これまで聞いたことのない論理立てで、大いに刺激されました。

 

□ 葉っぱの坑夫からお知らせ

昨日から、ウルグアイで『オラシオ・キローガのジャングル童話集100年』という展示がはじまりました。ジャングル童話集が出版されてから100年の記念イベントで、各国語版のこの童話集が集められ、表紙や挿画がパネル展示されます。今年初めに、企画、ディレクションをするアレハンドロ・フェラーリさんから連絡をもらい、葉っぱの坑夫版の『南米ジャングル童話集』も参加することになりました。展示ツアーはキローガの生地サルト(ウルグアイ西部の都市)にあるEl Museo Casa Quirogaというキローガ記念館で始まり、アルゼンチンなどの南米の国々やヨーロッパの一部をまわる予定です。

 
Web Press 葉っぱの坑夫/エディター大黒和恵/editor@happano.org
 
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