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2. 大西洋奴隷ルートの旅:ガーナ
テキスト:サイディーヤ・ハートマン(Saidiya Hartman)

エルミナ城(ガーナ):15世紀にポルトガルによってつくられ、17世紀にオランダが押収、大西洋奴隷貿易の主要拠点となった。Photo by Adam Jones
アフリカ系アメリカ人、たとえばウィル・スミスを見て「この人は奴隷の子孫だ」とは普通思わない。アメリカ生まれという出自のさらに先を想像することはない。しかしその祖父や曽祖父の代まで遡れば、奴隷時代の生々しい話に取り囲まれるはずだ。著者によると、アメリカでは奴隷制について、公の場ではもちろん家族間でも話されることは稀だと言う。

西アフリカ地図 by Amcaja and Maphobbyist(CC:表示、継承)

奴隷貿易の基地となった西アフリカ沿岸部(1896年の地図)
*ズームできます。

奴隷船ポスター:photo by Believe Creative(CC:表示) *写真をクリックすると、どのように奴隷となった人々が船内に「収納」されたかがわかります。
