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Elephant Stories

サンクチュアリに住むゾウたちの物語

<コラム>

 

サンクチュアリと外部組織との相互支援、協力関係

エレファント・サンクチュアリは外部組織からの支援を受けると同時に、海外も含めた様々なゾウ関連の施設に対して支援したり、協力したりもしています。そのような相互の支援や協力によって、より広い範囲で福祉活動を進めていくことが重要であるからと思われます。近年のいくつかの例を以下に紹介します。

ライブ映像がゾウと支援者、人々をつなぐ

2014年CrowdRise Holiday Challengeに参加した支援者たちによる資金で、13台の新しい高解像度の太陽光発電によるEleCam(ライブ映像を流すための装置)が、アジアゾウ、アフリカゾウ、Qエリアの敷地内にに設置されました。ライブ映像を公開することで、支援者たちは元より、世界中の不特定多数の人々がサンクチュアリのゾウたちの日々の様子を、リアルタイムで見ることができます。

 

またサンクチュアリのスタッフが、録画されたライブ映像からトピックを抽出し、YouTubeの専用チャンネルにアップロードしています。これにより池での水浴びやゾウたちの親密な交流場面など、リアルタイムでは目にすることが難しい貴重な映像を、誰もがいつでも自由に見ることができます。

 

サンクチュアリの敷地は広大で、カメラがゾウたちの様子を常時とらえることは不可能ですが、その分ゾウたちの姿を目にできたときは貴重に感じられます。そこが動物園のライブカメラと大きく違う点です。サンクチュアリのライブ映像では、森や湖のある豊かな環境の中で暮らすゾウたちの自然に近い行動を観察することができます。この映像を主な題材とする、ゾウやサンクチュアリについて学ぶ遠隔学習プログラムがアメリカ国内にはいくつもあり、多くの生徒たちが参加してここで暮らすゾウたちの行動を観察しています。

他の福祉団体と協力してワークショップを開催

アジアなどアメリカ国外でも、たくさんのゾウが飼育環境(動物園やゾウ乗りなど)で働いています。エレファント・サンクチュアリは、他の動物福祉団体と協力して、よりよい健康管理のもとでゾウたちが暮らせるよう指導をしたり、ワークショップを開いたりしています。

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エレファント・サンクチュアリのケア・ディレクター、マーガレット・ウィテカーとPAWS(Performing Animal Welfare Society/米国)のブライアン・バスタは、中国動物園協会(CAZG)の企画したワークショップで、70人を超える動物園園長や上級管理者に、ゾウの足のケアの方法やゾウとの安全な接触についての指導をしました。これはAAF(Animals Asia Foundation/中国)の招きで行なわれたものです。写真は爪の手入れ指導をするマーガレット・ウィテカー。(2015年6月、中国の動物園にて)

ゾウたちを運ぶトレイラーの支援や協力

サンクチュアリ居住が決まったゾウたちを、動物園やサーカスから輸送することは大変な仕事です。1頭で数千キログラムあるゾウを、ときに2頭、3頭と運ぶこともあります。住んでいた小屋からトレイラーまで安全にストレスなく乗車させるだけでも、ゾウをよく知る訓練された専門家なしには不可能です。そして輸送に何日かかかる場合は、その旅の間のゾウへのケアも非常に大切です。

 

アジアゾウのシシーがテキサス州から運ばれたときは、ランドスター・ライゴン社が運転手付きで、サンクチュアリの正規輸送機関としてその役目を果たしました。トレイラーはチャック&レイズ・バンコーから借り入れた資金で、ゾウの輸送専用に改良された車両でした。(詳しくは「シシー」のページを参照)

 

上の写真は新たに改良された輸送用トレーラーです。トレーラー内にカメラを設置し、移動の間、獣医や世話係がゾウの健康状態などをチェックしています。(2015年)

地元企業からの支援

体重が数千キロもあるゾウたちのからだを支える何日分もの飼料は、大変な重量になります。さらにゾウは何頭もいるわけで、飼料袋の積み下ろし作業や倉庫への積み上げはフォークリフトなしには不可能です。これまでサンクチュアリでは、リースのフォークリフトを使用してきました。

 

2015年、ディクソン(テネシー州)にあるフォークリフト・システムズが、中古の2006年型日産小型フォークリフト(荷役自動車)を、完璧に整備した上で、サンクチュアリに寄贈しました。これにより届いた飼料袋を下ろしたり、園内用トラクターに積んだり、重量や容積のあるものの倉庫への運搬や整理が楽にできるようになりました。

写真はサンクチュアリの設備スタッフのデイビッド・ジョーンズ(左)とフォークリフト・システムズのジョー・リゾー(中央)とデュアン・ハーディー(右)

タイの引退した使役ゾウの保護施設への支援

サンクチュアリは、タイ国立ゾウ協会の南部エレファント・ホスピタルに、必要とされる機器設備(殺菌消毒のための加圧減菌器など)のための資金を提供しました。タイ国立ゾウ協会は、森林伐採の現場で働いていた1000頭を超える使役ゾウを保護する機関です。獣医長のカゾンパット・ブーンプラザが、2014年にゾウとの接触や管理について学ぶため、テネシーのサンクチュアリを訪れたことがきっかけで、サンクチュアリの獣医リディア・ヤングが、2015年7月にタイのエレファント・ホスピタルを訪問することになりました。

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