青い鳥の尻尾 表紙

15.6 x 1.6 x 23.4 cm、328頁
ペーパーバック版:¥2,160

キンドル版:¥540

イルカ日誌:バハマの海でマダライルカたちと25年 

 

著者:デニース・ハージング、日本語訳:だいこくかずえ

 

[この本について]

 

<子どもの頃にテレビで野生のイルカの世界と出会い、研究者になりたいと思った著者のバハマでの調査の日々>
2500万年前、初期の哺乳類であった頃、イルカは陸上の祖先から離れて海へと向かいました。以来、水中に住む哺乳動物として、そこで生きつづけています。この本の著者デニース・ハージングは、12歳のときにジャック・クストーのドキュメンタリー番組を見て、この生きものに魅了され、将来イルカの研究者になろうと決心しました。イルカが海で何をしているのか知りたい、比率で人間の次に大きな脳をもつこの動物が、何を考えているのか知りたい、イルカとコミュニケーションすることは可能だろうか。そんな疑問がデニースの頭に次々に浮かんできました。この本はイルカへの探究心をもちつづけた少女が、やがて海洋生物学者となってバハマの海へと旅立ち、そこでイルカたちのコミュニティを間近に観察した25年間の記録を綴ったものです。

 

​<研究の対象であると同時に、ともに地球に暮らす仲間であること>
デニース・ハージングは「彼らの世界で、彼らの望むやり方で」を合言葉に、調査の際、部外者である人間が、海の居住者であるイルカたちの社会のルールや作法を学び、それに従うことで彼らからの信頼を手にします。イルカたちと信頼関係を築けたことにより、日常の素顔や行動を長期にわたって間近に観察することに成功しています。少女期のメスのイルカたちの子守り(子育ての練習)、ごく幼い頃にオスイルカがする母親との交尾(つがう練習:交尾は繁殖だけでなく社会的な意味合いがある)、オス同士の交尾の意味、聴覚、触覚の様々な使い方、妊娠中や育児中のメスたちの仲間意識など、水中で長期観察することで初めて知ることのできる、タイセイヨウマダライルカの日常の生態が、この本ではたくさん描かれています。


<キーワード>
タイセイヨウマダライルカ、ハンドウイルカ、バハマ、クジラ類、海洋生物、野外調査、ジェーン・グドール、異種間コミュニケーション、信号解読、イルカの音声、非人間中心主義

[著者について]
<デニース・ハージング>  
アメリカの海洋生物行動学者。ミネソタ州出身。非営利団体Wild Dolphin Projectの創設者。野生のタイセイヨウマダライルカの行動とコミュニケーションの調査研究で、世界的に知られる。ナショナルジオグラフィック、BBCワイルドライフなどで取り上げられ、ディスカバリーチャンネル、PBS、ABC、BBC、NHKなどのネイチャー番組でも紹介されている。海洋生物学をオレゴン州立大学で、行動生物学をサンフランシスコ州立大学で、行動生物学・環境問題研究をユニオングラデュエイトカレッジで習得(博士)。

2016年11月刊

『イルカ日誌』から抜粋したテキスト(10%)が読める

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