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フラミンゴ表紙大_edited.jpg

21 x 21 cm、46頁、ソフトカバー
POD絵本:¥1,200(本体価格)

画像をクリックすると拡大して見ることができます。

フラミンゴのあしはなぜ赤い 

 

原作:オラシオ・キローガ、絵:ミヤギユカリ

訳:A・リヴィングストーン & だいこくかずえ、デザイン:角谷慶

 

ある日のこと、ヘビたちが仮装舞踏会をひらこうと思いついて、仲間たちに招待状を出します。アオガエル、ヒキガエル、ワニ、フラミンゴ、魚といった面々(めんめん)です。魚たちは足がないから踊れない、と返事をよこしました。そのほかのお客は、目いっぱいオシャレをして舞踏会に行くことにしました。舞踏会の日、いちばんのコスチュームを身につけていたのはヘビたちでした。中でもサンゴヘビの美しさといったら。コスチュームのことなどすっかり忘れていたフラミンゴは、これは困った、なんとかしなければ、と群れになって衣装を探しに出かけます。さて、この本のタイトルは『フラミンゴのあしはなぜ赤い』です。コスチュームを探しにいったフラミンゴに、そのあと何が起きたのでしょう。

オラシオ・キローガ原作の『HOW THE FLAMINGOES GOT THEIR STOCKINGS(フラミンゴがくつしたを手にした話)』を絵本化した作品です。2017年出版の『南米ジャングル童話集』から『ワニ戦争』につづいて、絵本として制作しました。絵とデザインの混合がさらに進化して、楽しくびっくりするような効果をあげています。日本語と英語、二つのテキストが同居しています。

2022年10月出版

発行所:葉っぱの坑夫 www.happano.org
ISBN: 978-4-901274-58-6(PODカラー絵本)

[著者について]

オラシオ・キローガ(物語の作者):ウルグアイの詩人、作家。1878 - 1937年。ジャングル好きが高じて、アルゼンチンのパラナ川上流地域に農地を買い、家族とともに暮らしたと言われている。そのときの体験を小説や童話に書き表している。短編小説の名手と言われ、今もスペイン語圏のみならず英語圏でも人気がある。

ミヤギユカリ(絵の作者):東京在住のイラストレーター。広告、出版などの商業分野で活躍する一方で、内外のインディペンデントなアートプロジェクト、出版プロジェクトに参加して作品を発表している。主な作品集、出版物に『ambrosia』『シカ星:アメリカ・インディアンはうたう』『Rabbit and Turtle』『AKAZUKIN』『Deer』『ワニ戦争』などがある。

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にちようのごご、かそうぶとうかいをひらきます ヘビいちどう

 

We, the snakes, will give a costume ball on Sunday afternoon!

4 - 5p

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一番のコスチュームはヘビたちが着ていたものでした。
中でもサンゴヘビが一番おしゃれでした。


The best costumes of all were worn by the snakes.
There were red sankes, and brown snakes, and pink snakes, and yellow snakes -- each with a garment of tulle to match.

10 - 11p

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ピンクに黒に白のくつしたありますか?

 

We are looking for stockings, pink, black and white.
Have you any?

16 - 17p

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ぶとうかいに着ていくふくがないんです。
 

これでどうかしら。(あたしが食ったやつののこりものだけど)


We have no costumes.
 

They were nothing but skins from coral snakes which the owl had caught and eaten during previous days.

20 - 21p

web版フラミンゴ.png

[その他の制作者について]
だいこくかずえ(訳・文):葉っぱの坑夫のファウンディング・エディター、翻訳者。2000年4月、葉っぱの坑夫のサイトを、日米の協力者たち数人と始める。その後も随時、協力者を得ながらサイト運営や本づくりを続けている。

角谷慶(デザイン):2015年よりデザインオフィス「Su-」を兵庫県芦屋川に開設。紙媒体やウェブデザインの仕事で活動中。

『フラミンゴのあしはなぜ赤い』ウェブ版(2015年 - 2016年連載)

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