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小さなラヴェルの
​小さな物語

作:コンガー・ビーズリー Jr. 絵:たにこのみ

訳:だいこくかずえ

ひきこもりモーリス 〜 泡ふきアネット [4ー6]

 

 窓辺で、一羽のスズメが冷たい雨粒を身にうけて、震えながらうずくまっていました。モーリスがトーストとジャムをご馳走しようと招き入れましたが、スズメは断りました。人間と親しくするのは良いことではなく、食べものをもらうのも、たしかに美味しいかもしれませんが、賢いことではなかったのです。それでスズメは外にとどまり、モーリスは室内履きの中奥深くに潜りこんで、高々とした鼻からフッーと息を吐き出しました。

 

 タルは鳥の羽のはたきで、家の中をあちこち歩きまわって掃除していました。モーリスは室内履きの中で、うとうとしていました。きれいに磨かれたテーブルの上に置かれた、たくさんのアンティーク時計がチックタック音をたてていましたが、モーリスのいびきは、気持ちのいい音をたてて部屋の中をただよい、その音を消すほどでした(モーリスは時計類が大好きで、スクリュードライバーで分解しては、またもとに戻します)。タルがコツコツと歩きまわります。タルは不器用なところがありましたが、寛大な心の持ち主で、魚やとり肉で完璧な料理をつくりました。タルはさほど出来のいい家政婦ではありませんでした。その朝、誤って室内履きをはたきでたたいたので、モーリスはくしゃみを連発しました。「すみません、ムッスー」 タルはむっつりした声で言いました。モーリスは「MR」の頭文字付きサテンのローブを着ていて、胸ポケットに入れているハンカチにくしゃみをしました。「あー、タル!」 元気のない声です。「わたしは何をしてるんだっけ?」

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 その日の晩、ドアをノックする者がいました。モーリスはうーんと声をあげました。アンドレのことがあったあとで、これ以上お客を招きいれることはできないと思いました。

 

 タルが木靴でドアを蹴りました。「どんなたー?」とタル。

 「フィリッペ・バザンだけど」

 タルがモーリスの方を見ました。モーリスは肩をすくめました。フィリッペはモーリスの一番の友でした。彼を部屋に入れないわけにはいきません。

 

 「どうぞ」とモーリスは弱々しい声で言いました。

 南国の花のあまい香りがアパートの中に広がりました。タルは顔を自分のエプロンに埋めました。

 火のついていないパイプが、フィリッペの口から突き出ていました。タルに笑いかけ、その頬をポンポンとたたきました。タルは顔を赤らめ、さらにエプロンの奥深く顔を埋めました。

 

 「やあ、フィリッペ」

 ムッシュー・バザンはどこから声が聞こえるのか、わかりませんでした。モーリスはアパートの中でかくれんぼうをして、友人たちの名前を呼んでからかうのが大好きでした。するとフィリッペは窓枠に置かれたピンクの室内履きを見つけました。そこからラヴェルの青白い顔が出てきました。

 

 「ボンジュール、モーリス」

 「あんまり気分がよくないんだよ、フィリッペ」

 「うん、そう聞いてるよ」

 「天気にやられちゃってね」

 「ずっと雨ばかりだからなぁ」

 「ここのところ、外には出てないんだ」

 「だからここに話しに来たんだよ」

 

 ムーッシュ・バザンは窓枠の方へ、からだをかがめました。窓の外を見れば、リュクサンブール公園は深い闇におおわれています。電飾の明かりが、一つまた一つと、真珠の連なりのように灯っていきました。

 

 「窓の外はもう、見飽きるくらい見たんじゃないかな」とバザン。「今晩は、きみをわたしの家に連れて行こうと思ってね。明るく、陽気な人たちの中に入るのが、一番の治療になるよ」

 「誰も知ったやつはいない」と不機嫌そうなモーリス。

 「わたしの知ってる人たちだ。今晩その人たちを、きみに紹介しようと思ってね」

 

 モーリスの心が膨らみました。「フィリッペ、こんな気分になったときは、考えるのはスペインのことだ」 そう告白しました。

 バザンはスペインにいる友だちと深いつきあいがありました。バザンは火のついていないパイプの柄をかみました。「わたしのアパートで、今晩、きみにアネットを紹介したいんだ」

 「アネットってだれだ?」

 「姪っこだ、わたしの姉の娘なんだ。素晴らしい子だよ。あの子はきみのことを何でも知ってる。すごくきみに会いたがってるんだ。特別な才能を持った子でね」

 

 モーリスは通常は紳士の鏡のように礼儀正しく、気の優しい人間でした。しかしながら天気がこんなにも長く不愉快だったため、無愛想にならざるを得なかったのです。何週間もの間、いっさい作曲をしませんでした。タルに対しても不機嫌でした。窓枠のハトたちにも、無礼な顔を向けていました。

 

 バザンは手をのばすと、モーリスの頭皮を人差し指の先でなでました。「きみはアーティストだ、モーリス、たった30cmしかない、それより小さいこともある、世界で唯一のアーティストだ。きみは自分の世界にいつも住んでいて、われわれはきみにそこにいてほしい」

 

 モーリスはつばをゴクリと飲み込み、窓の外に目をやりました。バザンは柔らかな声をもっていて、こんな風に話をすると、モーリスの母親のようでした。

 

 「ぼくを信じて。今晩、きみに一番いいことが何かわかってるんだ。ここにいて、鳥をずっと眺めていたら、頭がおかしくなってしまう。さあ、ぼくと一緒に来るんだ。その室内履きから出てくるなり、わたしがきみをそこからつまみ上げるなりして、わたしのポケットに入れて家まで連れていくよ」

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 バザンのアパートでは、バザン夫人がテーブルいっぱいのご馳走を準備していました。様々な地方のワイン、チーズ、パン、クラッカー、カットしたフルーツに新鮮な生野菜。ワイングラスに浮かべたライラックの花が、クリーミーな香りを放っていました。この夜のために、ローランスという名のピアニストが雇われていました。モーリスとフィリッペが着いたとき、ローランスはガブリエル・フォーレの曲を弾いていました。二人の肩から、雨粒がしたたり落ちましたが、バザン夫人は床が濡れるのに文句を言うことなく、濡れたコートを服のつまったラックに掛け、二人をテーブルの向こうの温かな暖炉へ押しやりました。バザン夫人は背の高い、エネルギー溢れる女性でした。

 

 モーリスは指ぬきほどもない小さなグラスから、ワインをすすっていました。暖炉の前に立ち、骨身にしみる寒さを追い払っていました。深紅のワインが、モーリスの舌を地中海の温かな波のように洗いました。着こなしにうるさいこの作曲家は、この晩のためにグレーのウールのスーツに薄いピンクのネクタイをし、イノシシの頭をかたどった銀のタイピンできめていました。

 

 ローランスがフォーレの別の曲を弾きました。その曲は招待客たちの気分を暗くしました。バザン夫人が手を打って、ピアニストにもっと明るい曲を弾くよう頼みました。そこでローランスは、ジョルジュ・オーリックの生き生きとした曲を弾きはじめました。

 

 モーリスは気分がよかったわけではないのに、いつの間にか、雨で濡れた靴の先でリズムをとっていました。

 

 アパートは、モーリス・ラヴェルにひと目会いたいという人々でいっぱいでした。フィリッペ・バザンは暖炉のところに一人ずつ、お客を連れてきたので、モーリスが圧倒されることはありませんでした。フィリッペはスツールの上に革表紙の本を重ねて、その上にモーリスが立てるようにしたので、無事握手をかわすことができました。

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 お客たちはモーリスの作品にありあまる賛辞を送りました。モーリスには自尊心があったので、そうやってもてはやされることを喜びました。その晩はモーリスの精神の気付け薬となったのです。唯一気分を害したのは、パリの二流音楽評論家で、バレエ作品『ダフニスとクロエ』は長すぎるし、不協和音に満ちていて、和声進行もおかしい、と言いたてました。その評論家は丸い小さなメガネをかけていて、そのせいで目の玉が、巨大なオリーブの実みたいでした。フィリッペはモーリスに気づかって、その評論家を別の場所に追いやり、おしろいと赤い口紅で派手に装った年配の夫人二人のところに押しつけました。するとその二人の夫人は、腹の減ったジャッカルのように、この男に喰らいつきました。「否定的な批評は今晩はだめだ。マエストロはすごく気分がよくないんだから」 フェリッペはその男に注意を与えました。

 

 「ねぇ、モーリス、わたしの姪にぜひとも会わせたいんだけど」とバザン夫人。モーリスにひと目会いたいと群がる人々のちょっとしたすきを狙って言いました。「これが姪のアネット・グレトフよ」

 

 アネットはモーリスがこれまで目にしたどんな子より美しい少女でした。その目は火の中のトチの実のように輝いていました。ほんのりピンクに染まった頬には、2つのえくぼが刻まれていました。カールした黒い髪が、むき出しの肩にかかっていました。

 

 モーリスは話そうとしましたが、口がうまく開きません。その女の子は、『ダフニスとクロエ』をほめたたえました。第3場ではその美しい終わり方に泣いてしまった、と言うのです。

 

 モーリスはうっとりとしてアネットの黒い目を覗き込みました。「わたしの才能をほめてくれるんですね」とモーリス。「だけど、叔父さんはきみも才能に恵まれていると言っていましたよ。教えてほしいね、どこにその才能はあるんだろう?」

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 モーリスはもともと恥ずかしがり屋で、美しい女性と対面すると、過剰に礼儀正しい言葉づかいをしてしまいます。

 

 「それほどの才能じゃないんです」 モーリスの活気づいた表情を見て、アネットは答えました。「世界中に名を知られるような才能ではない、と思います」

 

 モーリスは好奇心を抑えることができません。「お願いだから、それが何か教えてほしい」 そう頼みました。

 

 アネットの端正な顔が赤く染まりました。「ええと、それは、、、わたし、、、わたしはこんな才能が、、、どこからやってきたかわかりませんけど、、、」 アネットは不安げに指をからみ合わせます。「口から大きな泡を出すことができるんです」

 

 モーリスはすっかり心を奪われました。「ほんとうかい!」とモーリス。「すごいじゃないか!」

 「バカバカしいだけです。才能なんかじゃありません」

 「途方もないことに聞こえるけどね。わたしにやってみせてくれるかな」

 「あー、それはできません。ここでは、いまは」

 好奇心がモーリスの中で弾けました。モーリスは世界的に名の知れた作曲家で、あらゆる種類の才能ある人々と知り合いでしたが、まだ熟練の「泡ふき」とは会ったことなかったのです。

 

 「じゃあ、いつなら? 今晩おそく? 明日の朝? 明日のお昼にでも?」

 

 興奮のため、モーリスの声はフルートみたいに高くなっていました。

 「もう少ししたら、両親と家に帰らなければなりません」とアネット。「明日なら会えると思います、そうしたらお見せします」

 

 モーリスは普段、衝動で動くような人ではありませんが、すっかりアネットに魅了されてしまっています。頭の中で嵐のようなとどろきが起きて、周りの音をかき消しました。

 

 「あ、あ、あのう、、、、」 モーリスはどもっています。そしてつづけて「厚かましいとは思うんだけど、今晩きみの家に連れていってもらえれば、泡ふきが見れると思うんだ」

 

 アネットがいいですよ、と言ったとたん、モーリスは失神するんじゃないかと思いました。モーリスの耳で、トランペットのファンファーレが鳴り響きました。

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 アネットの才能は驚くべきものでした。真夜中には、アネットの部屋の天井はさまざまな大きさ、色、形の泡でいっぱいになりました。ガラスのような透明の泡、不透明な泡、飛行船の形をした泡、表面に力強いエトルリア人のフレスコ画が描かれた泡。虹色の泡、シャンペンのボトルの形の泡(シュワシュワッと音までします)、動物の形をした泡、イタリアやスペインの地形の泡、フランスの有名パイロット、ルイ・ブレリオの横顔を真似た泡。ノド奥深くにある驚くべき泉から湧き上がる、素晴らしい泡の数々が、アネットのネバネバした唾から生まれました。

 

 この女の子のベッドルームで起きていることを、モーリスはどう解釈したらいいものか、文章で表すにも(たとえ1章分のテキストをつかったとしても)難しすぎることでした。モーリスはいつも、いっしょにいる人が誰であれ、信頼関係をつくるようにしていましたが、アネットの両親にとっては、まさかこの著名な作曲家が自分の娘に目を向けるとは、想像だにしないことでした。ラヴェルはすでに中年に差し掛かっていたのに徹底して慎み深く、自分と反対の性(女性)にも男性にも、誘惑を仕掛けるようなことはいっさいありませんでした。だからこの二人が、クスクス笑いながら耳打ちをしあって、アネットのベッドルームに消えていったときも、両親は気に留めませんでした。ドアの向こうでは、アネットがベッドに寝そべり、モーリスは礼儀正しく椅子にすわり、興奮気味にひそひそ話をしていたのですが、両親の寝室は下の階にあったので、何も聞くことがありませんでした。アネットが自分の願望を話せば、モーリスは作曲家として自分のしてきた冒険を語りました。

 

 しばらくして、アネットのまぶたが重くなってきたとき、モーリスはスペインに行きたいという願いを話しました。

 

 「カラスのひとっ飛びくらいでそう遠くはないものの、別世界にいるようなところだ。小さな頃からずっと行きたい場所だったんだ。だけど行くのが恐ろしくもある。頭の中に、どんなところかというイメージがあってね。わたしの母はそこで生まれた。まだわたしが赤ん坊だったころには、母さんがバスク語で子守歌をうたってくれたもんだ。スペイン民謡の歌も聞かせてくれたよ。その歌を完璧に理解してる、でもその言葉を話すことはできないんだ。奇妙なことだね? もしスペインに行くことがあったら、いつかスペイン語を話せるようになるだろうね。その言葉は、正にわたしのくちびるから生まれる、わたしが口を開いたとき、その声が、わたしがいったいどういう人物なのか(それを理解したことはないし、これからもなさそうだけど)解き明かすんじゃないかな。

 

 アネットはそれに共感し、モーリスを見ていました。モーリスはこんな風に優しくて小さな男、そしてひたむきで正直な人なのです。「あなたを助けられるんじゃないかと思うんだけど」とアネット。「だけど朝まで待たないと。たくさん泡を吹いたから、つばがすっからかんなの」

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 モーリスはアネットが眠りにつくまで、その額をなでていました。アネットが眠り込むまで、モーリスは優しくその顔を見つめました。モーリスはなぜ、いまここで、この魅力ある存在と向き合っているときに、スペインに行きたいと思ったのでしょうか? モーリスにも以前、ガールフレンドの一人や二人はいました。でもアネットのような、またとない才能を見せる人はいませんでした。モーリスが独り身のまま暮らすのをやめて、性格も見た目も一生をともにするに値する女性と結婚したなら、母親はきっと喜んだでしょうが。

 

 モーリスは靴を手に、つま先立ちで、アネットの両親の部屋の前をとおり過ぎました。二人の寝息のコーラスが、滑らかな石の間を水が流れるように、ドアの下から漏れ聞こえてきました。音をたてないように家の外に出て、そっとドアを閉めました。そしてタクシーをつかまえて、家に戻りました。タルがむっつりと起きてきて、モーリスを家の中に入れました。でもモーリスがスルリと中にはいり、タルの頬にキスをすると、この晩のモーリスへのいらだちはすべて消えました。モーリスは服を脱いでベッドにはいる間、鼻歌をうたっていました。

 

 次の朝、その日も凍るように寒く、薄暗い日でしたが、モーリスはベッドから跳ね起きて、温かなツイードの服(週末に田園地帯の紳士が着るような)を身にまといました。今日は、スペインに旅立つ日です。スペインに行くのです、どれほどアネットが魅力的であろうとも。モーリスはタクシーをつかまえて、アネットの家に行きました。アネットの母親に迎えられ、モーリスはアネットを起こしに2階に向いました。アネットが目を覚まし最初に見たもの、それはモーリスの張りつめた顔でした。モーリスはナイトテーブルの上に置かれた目覚まし時計の隣りにすわり、何かノートに書きつけていました。アネットの顔を見たとたん、創造性に活力が加えられました。とつぜん、音楽があたりに溢れ、モーリスのまわりで炸裂し、それをなんとかとらえて書きつけるのに苦労しました。

 

 アネットはベッドから出て、歯をみがくため洗面所に向いました。部屋に戻ってくると、唾液腺は準備完了、溜まってると報告しました。

 

 モーリスはタルにわたすためのメモを差し出しました。そこには自分はしばらく旅に出るから、窓辺にくるハトやスズメたちに毎朝、エサをやるようにと書いてありました。そしてアネットとともに、観音開きのガラス戸からバルコニーへと出ました。まだ朝早い時間でした。通りにはポツポツと人が歩いていて、自転車で仕事場に向かう人もいました。二重勾配のフランス屋根にある煙突からは、煙があがっていました。バルコニーから見えるセーヌ川を、遊覧船の列が下っていきました。

 

 「うまくやらなくちゃね」とアネット。そしてモーリスに何をしなければならないか伝えました。モーリスはバルコニーの手すりに飛び乗りました。そして落ちないように、排水管をつかみました。ゆっくりと、慎重に、アネットが泡をふくらませると、泡はモーリスをきれいに包みこみました。アネットは背伸びをして、手すりから透明な泡の被膜を冷たい冬の空へと押し出しました。モーリスを乗せた泡は、ほんの一瞬、落下しそうになりましたが、すぐに元の位置にもどり、切妻屋根の家々の上を滑るように流れ、南へ、正確には南西の方角へ、ピレネー山脈の方へと進んでいきました。

 

 その朝はどんよりと曇っていました。遠くの地平線では、太陽が雲のかたまりから顔を出そうと四苦八苦しているのが見えました。パリの大通りは郊外にむかって、放射状に広がっています。前方を見れば、活気のない灰色の土地の向こうに、うねる丘や緑かがやく田園風景が見えました。

 

 折りたたんだ毛布を広げていくように眼下で姿をあらわしていく風景に、モーリスは目を奪われていました。

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