Ten Women Composers of 20th Century America
作曲する女たち
20世紀アメリカを駆け抜けた10人
マデリーン・ゴス、ブルース・ダフィー著
だいこくかずえ訳
女性×作曲をテーマに、19世紀生まれ、20世紀生まれのアメリカで活躍した作曲家のキャリアの軌跡と思想を一人一人追っていった本です。19世紀、20世紀、それぞれ5人ずつ計10人を評伝、インタビューの二つの形式により紹介しています。
いまどき「女性」という属性で物事を捉えるのはどうなのか、という視点をもちつつも、なぜ女性には作曲家や指揮者、建築家が(いまだに)少ないのかを考える手掛かりにもしたいと考えて進めました。
文章を書いたりその他のジャンルで創作をしている人にとっても、意味あるものになるよう、翻訳・編集をしたつもりです。
*2023年10月から2024年2月まで、「作曲する女たち」のタイトルで、葉っぱの坑夫のnoteサイトで公開されたコンテンツを本にしたものです。出版にあたり、全体を本の形式に則して構成し直し、文章に修正を加えました。
もくじ
【小評伝】 作曲する女たち(19世紀生まれ)
マデリーン・ゴス著
だいこくかずえ訳
評伝の著者、マデリーン・ゴスについて
⓵テキサスのカウガール
ラディ・ブリテン
⓶歌が唯一の楽器だった
メイベル・ダニエルズ
⓷初めての学校は子育ての後
メアリー・ハウ
⓸1000人の大合唱団を率いて
ジーナ・ブランスコム
⓹ブーランジェ姉妹と交換教授
マリオン・バウアー
*Madeleine Goss "Modern Music-Makers: Contemporary American Composers"(1952)からの抜粋・翻訳です。
【インタビュー】 作曲する女たち(20世紀生まれ)
ブルース・ダフィー(インタビュアー)
だいこくかずえ訳
インタビュアーのブルース・ダフィーについて
⓵作曲家かどうか、決めるのは自分
オーガスタ・リード・トーマス
⓶ロックを聴いて育った
ジェニファー・ヒグドン
⓷世界を見たくてキューバを離れた
タニア・レオン
⓸よくできた曲はあまり面白くない
ヴィヴィアン・ファイン
⓹音楽には浅いレベル、深いレベル両方必要
エレン・ターフィ・ツウィリッヒ
*ブルース・ダフィーのサイトBruce Duffie Interviewsからの抜粋・翻訳です。