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H a p p a n o U p d a t e s - No.204

■ かわうそキーオネクは釣り名人(2)  ウィリアム・J・ロング著『森の秘密』より  チャールズ・コープランド:絵  だいこくかずえ 訳 -------------------------------------------------------------- https://www.happano.org/fisherman-2

著者の子ども時代のカワウソを追う日々のつづきです。ある日の午後、ウィリアム少年は見張っていた巣から、カワウソの子どもたちが出てくるのを見つけます。著者によると、カワウソの子どもは学ばない限り、泳ぐことができないそうです。最初は水を怖がり、母親の指導でじょじょに慣れていくとか。そうなると、地上の生き物であるカワウソが、どのようにして釣り名人にまでなったのか興味が湧いてきます。 もくじ:『キーオネクの魚の食べ方』『カワウソの子どもたち』『泳ぎのけいこ』

[ 著者のウィリアム・ロングは、アーネスト・シートンと同世代のアメリカの野生動物観察家、作家。毎年3月になると北部を旅し、そこに暮らす動物たちの観察をつづけました。長年の観察の体験とそこで得た知識を、多数の著書に表しています。ロングは、動物は本能以上に経験からの「学び」によって日々生きている、という見方をしており、これは近年の観察科学の言説と重なります。]

ウィリアム・J・ロングについて https://www.happano.org/wj-long

次回: <森の秘密>より『かわうそキーオネクは釣り名人』第3回(2019年5月):『カワウソ猟』『氷の中の釣り場』『カワウソの泳力』

■ インタビュー with 20世紀アメリカの作曲家たち  シカゴのブロードキャスター、ブルース・ダフィーが聞く  第9回 ユリシーズ・ケイ(Ulysses Kay, 1917 - 1995)  だいこくかずえ 訳 -------------------------------------------------------------- https://www.happano.org/9-ulysseskay

今回のインタビュイーは、アフリカ系アメリカ人の作曲家ユリシーズ・ケイです。叔父さんがジャズ界の草分け的存在であるキング・オリバーで、幼い頃から音楽に親しんできたといいます。12歳のとき、クリスマスにプレゼントされたアルトサックスを手に友だちとクインテットを組んだり、高校時代はマーチングバンド、グリークラブなどを経験し、その後音楽大学で作曲を学び、戦争中は軍隊のバンドで活躍して、と常に音楽と共に生きてきた人です。インタビューでは理知的で理路整然とした受け答えが目立ち、またダグ・ハマーショルドの『道しるべ』に啓発されてオーケストラ曲を書いた話など、深い知性の持ち主であることが感じられます。

ここで話された話題 [作曲家にとって聴衆とは?/音楽産業における経済の問題/地域にとってのオーケストラのあり方/サラリーマン作曲家/演奏しやすく、理解しやすい音楽を/テレビ放映に合うオペラ、合わないオペラ]

もくじ&カバーページ:(「はじめに」「ブルース・ダフィーとその仕事」はこちらから) https://www.happano.org/american-composers-cover

□ happano journal 活動日誌 https://happano.blogspot.com/

03.22/19 本のプロフィール、そして未来 04.05/19 日本の大学、どんな風に変わるんだろう

2020年度に始まる日本の大学入試改革について、文部科学省のウェブサイトにある文書を読みました。「高大接続改革」の取り組みの一つで、入試のやり方を変えることで、教育を進化させていきたいということのようです。それとは別に、ここ最近、演出家の平田オリザさんが取り組んでいる、いくつかの大学の入試改革にも興味をもってきました。そんなことから、日本、海外の大学の現状を知ろうと、各大学のウェブサイトをあれこれ探索してみました。

Web Press 葉っぱの坑夫/エディター大黒和恵/editor@happano.org

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