H a p p a n o U p d a t e s - No.194

June 15, 2018

■ ディスポ人間/Disposable People
 第43章 皆が言うには
 第44章 ぼくとセミコロン
​ 第45章 子ども時代の墓地、もう恐くはない
 エゼケル・アラン 著
 だいこくかずえ 訳
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http://www.happano.org/dispo-43

 

エゼケル・アランはジャマイカの作家。1970年生まれ。デビュー小説『Disposable People』で2013年度のコモンウェルス新人文学賞(カリビアン地区)を受賞。職業はビジネス・コンサルタント。


この子はもう12歳ではなく、16歳になっていた。今もワルの仲間やチンピラたちとうろついていた。パパからもらった古い折りたたみナイフを今も持ち、それだけではなく物騒な銃や武器類も手にしていた。夜暗くなって一仕事しに出るまで、それを墓地に埋めてあると皆は言っていた。ガーネットの息子。いっぱしに大きくなっていた。(第45章『子ども時代の墓地、もう恐くはない』より)


1950年代のジャマイカの殺人発生率は、10万人に5.7人だった、と主人公ケニーは語ります。1980年代になって、ガーネットの息子のようなチンピラが銃をもって歩きまわるようになり、1990年代の終わりにはそれが日常化したそうです。そんな殺伐とした社会の中では、カリプソニアンでさえ「その口を閉じてクソな歌をうたうのをやめろ」と人々から非難を受けました。久々に故郷に帰ったケニーが、かつて住んでいた沈下地区でガーネットの息子と対決し、この物語は終わりを迎えます。

 

 

□ happano journal 活動日誌 (5.25、6.8)
http://happano.blogspot.jp/

 

05.25/18 感性と論理:音楽の場合、文学の場合
06.08/18 Wスポーツの楽しみ(ロシアW杯まもなく!)

 

ワールドスポーツと言われる競技の中で、サッカーはポピュラーなものの一つ。地球上の様々な国(211カ国)がワールドカップに参加し、本大会に向けて予選を戦ってきました。このような競技を見る楽しみは、自分の国以外の試合をいかに興味をもって観戦するかにつきます。なじみある自国の試合しか見ないのはもったいないし、非サッカー的。ブラジル大会につづき、今回も地上波ですべての試合が放映されます。


□ 葉っぱの坑夫からお知らせ

 

『ディスポ人間』は今回をもって連載終了となります。最初から終わりまで、物議をかもしそうな言葉づかいや本当とは思えない出来事の連続でした。どのように読まれたでしょうか? 率直な感想をお待ちしています。7月以降は、新たなプロジェクトを二つはじめます。一つは音楽に関するもの、もう一つは野生動物に関するものです。更新は7月末を予定しています。どうぞお楽しみに。


Web Press 葉っぱの坑夫/エディター大黒和恵/editor@happano.org


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