H a p p a n o U p d a t e s - No.186

October 6, 2017

■ Elephant Stories:サンクチュアリに住むゾウたちの物語
 第6回 Winkie 苦難を乗り越え、最愛の友と生きた最後の17年 
 The Elephant Sanctuary in Tennessee(写真、video、テキスト提供)
 葉っぱの坑夫(日本語テキスト)
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http://www.happano.org/winkie

 

サンクチュアリとは動物の保護区や避難所を表す言葉です。Elephant Storiesは、テネシー州ホーヘンウォルドにあるアメリカ最大のゾウの保護区Elephant Sanctuaryで暮らすゾウたちの物語です。

今年5月に51歳の生涯をとじた、雌のアジアゾウ、ウィンキーを紹介します。ウィンキーは1歳のころミャンマーの森で捉えられ、アメリカに送られました。ウィスコンシン州のヘンリー・ヴィラス動物園で30年以上、展示動物として暮らし、2000年9月にそこからの引退が認められサンクチュアリーにやって来ました。2000年当時、アメリカでは、動物園でのゾウの展示が時代遅れで不適切なものと考えられるようになり、ウィンキーが引退できる一因となりました。ウィンキーは「心的外傷後ストレス障害」があると診断されていましたが、サンクチュアリーでの17年間、友をつくり、自然の中で静かな日々を送りました。

 

<コラム>
世話係ジョアンナの事故死とウィンキーのその後
http://www.happano.org/joanna

 

サンクチュアリーで世話係のリーダー的存在だったジョアンナ・バークが、不慮の事故で2006年7月21日に亡くなりました。サンクチュアリーでゾウたちの世話をするようになってから、8年の月日がたっていました。その朝、いつものように敷地内をまわっているとき、アジアゾウのウィンキーが突然、ジョアンナを襲うという悲劇が起きたのです。サンクチュアリーの創設者、キャロルとスコットは、愛する者の手によって別の愛する者を失うという、幾重にも重なる悲しみと向き合わねばならなかったと、心境を語っています。

 

今日のサンクチュアリ(ライブ映像のスナップショット)

施設内にあるライブカメラが捉えた映像を毎朝(現地は夕方)スナップしています。秋の夕暮れの中を歩くゾウたちの姿が捉えられています。

 

*10月2日に公開されたサンクチュアリーの公式ビデオを紹介します。最近Qエリアに移された雌のアジアゾウ、シシーが、フェンス越しに仲間のゾウたちに迎えられる様子がEleCamに記録されています。
https://youtu.be/shMH9m1XgNo

 


■ ディスポ人間/Disposable People
 第14章 チビっ子トミー
 第15章 興味本位の会話
 第16章 あの夏、鱒ではなくキンメダイに恋をした
 第17章 浄化
 エゼケル・アラン 著
 だいこくかずえ 訳
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http://www.happano.org/dispo-14

 

エゼケル・アランはジャマイカの作家。1970年生まれ。デビュー小説『Disposable People』で2013年度のコモンウェルス新人文学賞(カリビアン地区)を受賞。職業はビジネス・コンサルタント。

第14章「チビっ子トミー」より
 トミーは小さな男の子で、小さな男の子はトミーだった。トミーはやせっぽちだったけど、たっぷり期待のもてる子だった。トミーはいい子で、励ましがあれば、わんぱくにもなれた。トミーはただの男の子だった。トミーは繰り返しのない歌だった。

住んでいる「沈下地区」の敷地内で主人公ケニーが一番仲のよかったトミーの死についての話です。ここでは人が若く(ときに第6章のブライアンのように子ども時代に)死んでしまうことがよくあり、その理由は様々。トミーの場合は「不慮の事故」ではありましたが、それ以前にもトミーが死への道を歩いてる、とケニーが感じることはしばしばあったようです。


happano journal 活動日誌 (9.5、9.29)
http://happano.blogspot.jp/

 

09.05:日本の大手メディアの信頼度は?
09.29:在日二世とわたし

 

人口動態統計をもとにあるリサーチャーが試算したものによれば、2015年に日本で生まれた新生児の約30人に1人が外国にルーツを持つ子どもだったそうです。25年前の1990年が約58人に1人だったのと比べると、約2倍に増えていると言っていいと思います。日本は「日本人」だけが住んで、社会を支えているのではないことがよくわかります。小熊英二、高賛侑、高秀美編の『在日二世の記憶』を読んで、「外国人」である在日二世の目から日本社会を見ることで、自分が国籍をもつ国がどのようなものであるか見ることができました。


□ 葉っぱの坑夫からお知らせ

 

1.『南米ジャングル童話集』で素晴らしい絵をたくさん描いてくれたミヤギユカリさんが、10月25日から西荻窪のヨロコビto Gallery Cafe ArtCardで個展を開きます。「Landscape」をテーマに、空気、風、温度を感じるすがすがしい風景画など、インスタグラムで公開してきた新作約70点を展示するそうです。
詳細はこちらから。

 

2.『動物の森 1999 - 2001」(葉っぱの坑夫)の著者、大竹英洋さんのスライドトークショーが10月13日、上野のROUTE BOOKSであります。今年3月に出版された『そして、ぼくは旅に出た。 はじまりの森 ノースウッズ』(あすなろ書房)の出版記念イベントの一つです。
詳細はこちらから。


3.Kindle5周年、50%off キャンペーン
10月12日(木)~ 10月19日(木)の8日間、Amazonサイトで行われる50%offキャンペーンに参加します。

葉っぱの坑夫のキンドル本、全12作品が半額でお買い上げいただけます

 

以下の通常540円の8作品が、270円(税込)になります。
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南米ジャングル童話集
イルカ日誌:バハマの海でマダライルカたちと25年』
レプブリカとグラウの交差点:南米新世代作家コンピレーション(1)
クエルボ兄弟:南米新世代作家コンピレーション(2)
Line:それでも花は咲き今年も蝶がきてくれた
空から火の玉が・・・ (南スーダンのロストボーイズ 1987 - 2001
青い鳥の尻尾
私たちみんなが探してるゴロツキ

 

以下の通常324円の4作品が162円(税込)になります。
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たった一つの、私のものではない名前
動物の森 1999 - 2001
ニューヨーク、アパアト暮らし(ニューヨーク詩人による英語俳句集)
一枡のなかで踊れば(パラグアイ作家によるスペイン語俳句集)
 
 
Web Press 葉っぱの坑夫/エディター大黒和恵/editor@happano.org
 
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