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Town Dream Dream Town
ミヤギユカリの壁画アート
壁画の絵:ミヤギユカリ、写真:田中均明、ブックデザイン:iamcoco
壁画(建設現場用仮設フェンス)は、工事が進んで役目を終えれば撤去される「一時的な壁」として広尾の町に現れました。約2年の設営期間のあいだに、この壁画の前をとおって通学する子どもたちの記憶に、耳の長いうさぎや大きな蝶々、トンボ、シロクマなどがどんな風に残るのか、そして大きくなってから、確かこの辺に大きな動物たちの絵があったんだけど、、、、あれはいったい何だったんだろう、と不思議な気持ちで思い返されることがあったなら、と想像するのは楽しいことです。
夢をみるのがむずかしい時代にあっても、人間にはまだその才能が残されているんだなと、この壁画を見たときは心が躍りました。建設現場を取り囲む長い長い壁を、ミヤギさんの描く四季のランドスケープでおおいつくすというプラン、そのビジョンを形にすることは「夢」の行為だと思うのです。
町の空気感とともに映しとって保存するには、写真集という形しか思い浮かびませんでした。
<仮設フェンスの概要>
全長:343m、高さ:約3m、素材:インクジェット出力した樹脂製シートを鉄製フェンスに直貼り、設営:2006年10月から約2年間
2007年6月刊
B5判、28頁(オールカラー)
オフセット印刷
税込価格¥1,320
すべの画像は、クリックすると拡大して見ることができます。
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